ChatGPTを効果的に使い始めるためのコツはいくつかあります。これらを理解し実践することで、ChatGPTの潜在能力を最大限に活用することができます。
ChatGPTのアカウント作成とログイン3ステップ
ChatGPTのアカウント作成とログインは以下の3ステップで完了します。
- ChatGPTのログインページへのアクセス
- ChatGPTのアカウントを作成
- ChatGPTのログインページへのアクセス
画像付きで解説しますので、記事をみながら登録してみてください。
1. ChatGPTのアカウントを作成
OpenAIの公式ウェブサイトhttps://chat.openai.comで直接ChatGPTのウェブサイトにアクセスします。
2. ChatGPTのアカウントを作成
「Sign up」ボタンをクリックします。
登録するメールアドレスを入力し、パスワードを設定します。
登録は無料ですし無料でもChatGPTの機能を試せますので安心して進めてください。
3. ログインとチャットの開始
ログインが完了したら、チャット画面が表示され、質問や会話を入力してAIとの対話を開始できます。
ChatGPTを使いこなすコツ
ChatGPTは優秀なAIですが、使いこなすのにはまだ工夫が要ります。
次の3つのコツを押さえておけば、精度の高い回答が得られるでしょう。
- 指示や質問は具体的に
- 対話で理想の出力に近づける
- 完成系を求めず叩き台を量産する
それぞれ具体的に解説します。
1. 指示や質問は具体的に
ChatGPTに指示や質問をする際は、なるべく具体的に要望を伝えましょう。
新入社員に業務を任せるときと同じように、5W1Hを意識するのがコツです。
また、次の5つのポイントを意識すれば、さらに精度が高まります。
2. 対話で理想の出力に近づける
ChatGPTは対話型のAIであり、直前の指示に対して追加で指示できる点が優秀です。
思い通りの出力が一発で出せなかったとしてもあきらめてはいけません。
「箇条書きじゃなくて表で出力して」「専門用語が多いからもっと一般消費者向けの言葉遣いに直して」など、会話を重ねて出力をブラッシュアップしましょう。
逆に、まったく違うタスクをお願いするときは新規のセッションからやり直すようにしましょう。
前回の指示と出力を覚えて次の指示をこなすというChatGPTの特性を理解すると、高度な出力もできるようになります。
3. 完成系を求めず叩き台を量産する
ChatGPTは優秀ですが、プロの仕事ほどのクオリティはまだ出せません。
プログラミングのコードも間違えますし、文章にもまわりくどい表現が目立ちます。
完成度でいえば60%〜80%といったところでしょうか。要するに叩き台レベルのものしか作れないのです。
しかし叩き台を作る能力なら人間より優れていて、複数のパターンを素早く作り出してくれます。
ビジネスの現場でChatGPTを使うなら、自分の代わりに業務を遂行させるよりも、叩き台を作るまでのフェーズを任せてみる方がよいでしょう。
ChatGPTをビジネスで活用する方法
ここからは、ビジネスでの具体的な活用シーンを解説します。
すぐにでも始められるのはつぎの3つです。
- 翻訳や要約を使った情報収集
- 資料やメールのフィードバック
- 答えのない問題の議論
それぞれのポイントまでチェックしていきましょう。
1. 翻訳や要約を使った情報収集
ChatGPTを使えばGoogle検索とは違ったアプローチで情報収集が可能になります。
具体的には、翻訳をつかった海外情報の収集や、要約機能を使った学術論文のチェックなどです。
ChatGPTの登場以前もDeepLやGoogle翻訳といった翻訳AIは存在していました。しかしChatGPTは単体で翻訳も要約もできてしまうため、最新情報を効率的にリサーチできます。
ChatGPTによってこれまでと違った情報にアプローチして、ビジネスを加速させるのに役立つでしょう。
2. 資料やコンテンツのフィードバック
生成が印象的なChatGPTですが、人間の作った成果物のフィードバックでも高い性能を見せます。
営業やプレゼン資料とその目的を入力し、改善点を教えて欲しいと伝えてればフィードバックが得られます。
さらに、SNSやブログの投稿でもChatGPTは非常に役立ちます。
炎上リスクのある内容が含まれていないか、一部の意見にかたよりすぎていないかなど、ChatGPTを使ったチェックは効果が高いのです。
3. 答えのない問題の議論
ビジネスにおいて、常に明確な答えがあるわけではありません。
例えば、新市場への進出や新製品の開発などリスクと可能性が交錯する状況では、答えを見つけるのが特に難しいです。
このような時、ChatGPTは異なる視点からのアイデアや情報を提供し、より豊かな議論を促進します。
例えば、ある企業が新しい技術を使った製品を市場に投入しようとしている場合、ChatGPTはその技術の潜在的な利点とリスク、類似事例の分析、さらには異なる業界での応用可能性など、多角的な視点からの情報を提供できます。
ChatGPT Plus(有料版)とFree(無料版)の違い
ChatGPT Plus(有料版)
価格: 月額20ドル。
特徴
- ChatGPTへの一般的なアクセス、ピークタイム中でも利用可能。
- 高速な応答時間。
- 新機能と改善への優先アクセス。
- GPT-4(最も高性能なモデル)へのアクセス。
- 画像、音声でのチャットや画像の作成。
- カスタムGPTの使用と構築。
- 無料プランに含まれるすべての機能が含まれる。
ChatGPT Free(無料版)
価格: 無料。
特徴
- GPT-3.5へのアクセス。
- 定期的なモデルの更新。
- ウェブ、iOS、Androidでのアクセス。
将来的にはより低コストのプラン、ビジネスプラン、さらなる利用可能性のためのデータパックなどを検討しているとのことです。
有料版の機能の一つ、GPTsについて関連記事『GPTs(GPT Builder)の使い方・作り方をわかりやすく解説』でご紹介しています。
ぜひあわせてご覧ください。
まとめ
ChatGPTは、その多機能性と柔軟性によって、ビジネスの現場におけるさまざまな課題に対応することができます。
アカウント作成からログイン、効果的な使い方に至るまで、この記事ではChatGPTの基本から応用までをわかりやすく解説してきました。
情報収集から資料作成、さらには議論の促進に至るまで、ChatGPTはビジネスの現場で欠かせないツールとして活躍するでしょう。
この記事を参考に、ぜひChatGPTを活用してみてください。その潜在能力を最大限に引き出し、ビジネスの効率化と革新を実現しましょう。
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