この記事のポイント

「中途半端にAIを使っていた」状態から、全社横断型の生成AI研修を通じて約9割以上が「積極的に活用したい」と回答するまでに意識変革を実現しました。
- エンジニアだけでなく営業・バックオフィス・経営層まで巻き込んだ全社参加型の研修設計にしたい
- AIの操作方法は知っているが、業務にどう活かせばいいかわからない
- プロンプトの書き方にばらつきがあり、出力品質が安定しない
- WBS作成や議事録整理など、定型業務の工数を削減したい
- 個人の活用にとどまり、チームや組織全体への展開ができていない
本記事では、業務系・基幹系システム開発を手がけるソリューションベンダーが、スパルタAIDX研修を活用して「個人のAI理解」から「組織的な業務実装への移行を実現した事例をご紹介します。
導入企業の背景
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 業種 | 業務系・基幹系システム開発(ソリューションベンダー) |
| 従業員数 | 約50名 |
| 事業内容 | 受託開発、カスタマイズ開発、システム保守・運用、自社プロダクト開発 |
| 導入サービス | スパルタAIDX研修 |
| 支援期間 | 約2ヶ月(研修プログラム実施) |
オンプレミス環境を含む多様なシステム案件を手がけ、顧客との仕様調整やドキュメント作成業務が日常的に発生する現場です。
属人化した業務プロセスや資料作成の負荷が長年の課題となっていました。当初は自社サービスへのAI組み込みに関する相談からスタートしましたが、まずは全社的なAIリテラシーの底上げと業務活用の土台づくりが必要だと判断し、経営層を含めた横断型研修を実施しました。
導入前の現場課題

開発・営業・バックオフィスのすべての部門で、「AIを触ったことはあるが、業務成果に結びつかない」という状態が続いていました。
課題1|プロンプトのスキル差が大きく、出力品質が安定しない
社内ではChatGPTやGeminiを個人的に使い始めているメンバーが増えていました。しかし、プロンプトの書き方に統一された指針がなく、同じ業務でも担当者によって出力品質に大きな差が出ていました。
- 上級者は独自の工夫で高品質な出力を得ている一方、初心者は基本的な指示出しにとどまる
- 「AIに聞いたけど使えなかった」という体験が蓄積し、活用が進まない層が存在
- レベル差を埋める仕組みがなく、ノウハウが属人化していた
結果として、AIを「中途半端に使っている」状態が全社的に続いていました。
課題2|ドキュメント作成・業務整理に膨大な時間がかかる
ソリューションベンダーとして、要件定義書・WBS・議事録・提案資料など、日常的に大量のドキュメントを作成する必要があります。
- WBSの作成・修正・整理に1件あたり数時間を要していた
- 議事録の作成・要点抽出が会議後の大きな負担になっていた
- 顧客問い合わせへの回答やFAQ整備に工数がかかり、対応が後手に回ることも
これらの業務は「やらなければいけないが、付加価値を生みにくい」作業として、現場メンバーが最も手間に感じるポイントでした。
課題3|AIを「作業の代行ツール」としか捉えていない
多くのメンバーにとって、AIは「文章を書かせるツール」「検索の代わり」という位置づけでした。
- AIに役割や文脈を設計して渡すという発想がなかった
- 業務プロセス全体の中でAIをどう位置づけるかという視点が欠けていた
- サービスのUXやプロダクト設計にAIをどう組み込むかの議論が進んでいなかった
AIを「考える相手」や「設計のパートナー」として捉える視点がなく、活用の幅が狭い状態でした。
スパルタAIDX研修による解決策

株式会社LOGのスパルタAIDX研修として、全5部門・経営層を含む全社横断型プログラムを設計・実施しました。
仕組み1:レベル差を考慮したプロンプト設計の体系化
参加者のスキルレベルに応じて、段階的にプロンプト設計力を引き上げる研修を実施しました。
- 初心者向け:AIへの基本的な指示出しの「型」を習得し、再現性のある出力を実現
- 中級者向け:AIに役割・文脈・制約条件を渡す「設計視点」での指示方法を習得
- 上級者向け:AIにプロンプトを作らせる手法や、スクリーンショット・音声入力の活用など実用的なTIPSを紹介
成果:全員が「AI活用に自信がついた」と回答。プロンプトの品質改善に関する理解度は5段階評価で平均4.8を記録
仕組み2:業務直結型のAIボット整備
現場が最も手間に感じている業務に直接対応するAIボットを設計・提供しました。
- WBS作成・修正・整理を支援するWBSボットの構築
- レビュー業務を補助するレビューボットの設計
- サービスのUX改善やプロダクト企画にAIを組み込む活用方法の提示
成果:「WBS作成」「議事録作成」「要件定義書の下書き」が活用意欲の上位に。具体的な業務イメージが全社で共有された
仕組み3:操作研修ではなく「思考転換」を促す設計
単なるツール操作の研修ではなく、AIとの向き合い方そのものを変えるプログラムを設計しました。
- 「AIに役割を渡す」という設計視点の獲得
- プロンプトの”型”を使い分ける重要性の理解
- 業務改善の視点でAIを捉え直すマインドセットの醸成
成果:約9割以上が「積極的に活用したい」と回答。AIを作業ツールから”設計パートナー”へと再定義する意識転換が起きた
Before / After 比較
| 項目 | 導入前 | 導入後 |
|---|---|---|
| AI活用への自信 | 個人差が大きく不信感も存在 | 全員が「自信がついた」と回答 |
| 今後の活用意欲 | 一部メンバーのみ積極的 | 約9割以上が「積極的に活用したい」 |
| プロンプトスキル | 統一指針なし・属人化 | レベル別の型を全社で共有 |
| AIの位置づけ | 作業代行ツール | 業務設計のパートナー |
| ドキュメント業務 | 1件あたり数時間 | AIボットによる工数削減の仕組みを整備 |
| 組織的な活用基盤 | ルール・事例・相談窓口なし | 課題が明確化し、実装フェーズへ移行 |
なぜ株式会社LOGを選んだのか
複数の研修会社やコンサルティング会社を比較検討した結果、株式会社LOGのスパルタAIDX研修を選定しました。
1. サービスへのAI組み込みから業務活用まで一貫して相談できる
当初は自社サービスへのAI組み込みに関する相談からスタートしました。LOGはプロダクトのUX設計から現場の業務改善まで、幅広い視点でAI活用を提案できる点が決め手になりました。
「サービス側の話だけでなく、開発メンバーの業務負荷まで見てくれたのが大きかった」 (経営層・40代)
2. レベル差を考慮した研修設計ができる
50名規模の企業では、AIへの習熟度に大きな差があります。LOGは事前のスキル把握をもとに、初心者から上級者まで全員が成長を実感できるプログラムを設計しました。
「上級者には実用的なTIPSが豊富で、初心者には基本の型から丁寧に教えてもらえた」 (ソリューション開発部・30代)
3. 現場が「一番手間に感じるポイント」を起点に設計している
理論先行ではなく、WBS作成や議事録整理など、メンバーが日常的に時間を取られている業務を起点にAI活用を設計する姿勢が信頼につながりました。
「自分たちの業務をよく理解した上で、具体的な活用方法を提案してくれた」 (ビジネス推進部・30代)
4. 操作研修にとどまらず「考え方」を変えてくれる
単なるChatGPTの使い方講座ではなく、AIとの向き合い方そのものを変える研修内容が高く評価されました。
「”AIに役割を渡す”という発想は目からウロコだった。ツールの使い方ではなく、仕事の仕方が変わった」 (プロダクト企画・R&D部門・30代)
5. 研修後の組織実装まで見据えた提案がある
研修の実施で終わりではなく、業務利用ルールの整備やツール選定、定期的な勉強会体制の構築まで含めた継続的な支援を提案できる点が他社との差別化ポイントでした。
「研修後に”次に何をすべきか”が明確になった。組織として動き出せるイメージが持てた」 (コーポレート部門・40代)
現場のリアルな声
「議事録の作成時間が圧倒的に短縮できた。会議の直後に要点がまとまっている状態は想像以上に快適」 (ソリューション開発部・30代)
「正直、AIに対して不信感があった。でも指示の出し方次第で回答の質がここまで変わるとは思わなかった」 (ビジネス推進部・30代)
「資料を作るとき、AIに壁打ちしてから構成を考えるようになった。発想の幅が明らかに広がっている」 (プロダクト企画・R&D部門・30代)
「業務改善の視点でAIを見るようになった。今までは”便利ツール”としか思っていなかったのが、仕事の設計に使えると気づいた」 (ソリューション開発部・40代)
「自分の統計資料作成にもすぐ使いたい。経営判断のスピードが上がる可能性を感じている」 (経営層・50代)
「まずはやりたい人に追い風を吹かせたい。全社展開の前に、意欲のあるメンバーから成功事例をつくりたい」 (経営層・40代)
導入の価値・本質
今回の研修で最も大きな変化は、AIに対する認識そのものが変わったことです。
研修前、多くのメンバーにとってAIは「便利だが信用しきれないツール」でした。しかし研修を通じて、AIは適切に設計すれば業務の質を高めるパートナーになり得ることを全社で実感しました。
この変化は、単にプロンプトの書き方を学んだからではありません。「AIに役割を渡す」「業務プロセスの中でAIを位置づける」という設計思考を獲得したことが本質的な転換点です。
さらに、研修を通じて「業務利用ルールの整備」「活用事例の蓄積」「相談窓口の設置」「定期勉強会の実施」といった組織としての実装課題が明確になりました。個人の理解から組織的な活用へ。この研修は、AI活用の「第一歩」ではなく「転換点」として位置づけられる取り組みでした。
こんな課題をお持ちの方へ
本事例の企業と同じように、以下のような課題を感じていませんか?
- AIを導入したが、活用レベルにメンバー間で大きな差がある
- エンジニアだけでなく、営業やバックオフィスにもAI活用を広げたい
- プロンプトの書き方が属人化しており、組織的なナレッジになっていない
- WBSや議事録など定型業務の工数を削減したいが、具体的な方法がわからない
- 研修は受けたいが、操作説明だけでは意味がないと感じている
株式会社LOGのスパルタAIDX研修は、このような「AIを触っているが成果が出ない」状態から、全社的な業務改善と意識変革まで伴走支援します。
スパルタAIDX研修でできること:
- レベル差を考慮した段階的なプロンプト設計力の底上げ
- 業務直結型のAIボット設計・導入支援
- 操作ではなく「思考転換」を促す研修プログラムの実施
- 研修後の組織実装に向けたロードマップの提示
「AIの使い方ではなく、仕事の仕方が変わる研修だった」 「研修後に”次に何をすべきか”が明確になった」
このような声が多く寄せられています。まずは無料相談をご利用ください。貴社の状況をヒアリングし、最適なプランをご提案します。
また、AI戦略の策定やAI顧問としての継続的な伴走支援をご希望の方には、AIDX顧問もご用意しています。
よくある質問(FAQ)
Q1. 研修はエンジニア以外でも理解できる内容ですか?
はい。営業・バックオフィス・経営層まで全部門が参加できるよう設計されています。本事例でも5部門が参加し、全員がAI活用への自信を獲得しました。
Q2. AIの知識がほとんどないメンバーがいても大丈夫ですか?
レベル差を考慮したプログラム設計を行います。初心者には基本の「型」から、上級者には実用的なTIPSまで、全員が成長を実感できる内容です。
Q3. 研修で使うAIツールは何ですか?
ChatGPTやGeminiなど主要な生成AIツールを対象としています。企業の利用環境に合わせて柔軟に対応します。
Q4. 研修後、すぐに業務で使える内容ですか?
WBS作成・議事録整理・要件定義書の下書きなど、日常業務に直結するテーマを中心に扱います。研修翌日から実践できる内容です。
Q5. 研修の所要時間はどのくらいですか?
企業の課題や規模に応じてカスタマイズしますが、本事例では約1ヶ月のプログラムとして実施しました。
Q6. WBSボットやレビューボットは研修後も使えますか?
研修内で設計したボットは、研修後も業務で継続利用できます。運用方法やカスタマイズのサポートも可能です。
Q7. 業務利用ルールの策定も支援してもらえますか?
はい。研修後に明確になった組織課題に対して、業務利用ルール整備やツール選定、勉強会体制の構築まで継続支援します。
Q8. 機密情報の扱いが心配ですが、セキュリティ面は大丈夫ですか?
研修ではAI利用時のリスクや限界についても扱います。情報の取り扱いルールや安全な利用方法を含めた実践的な内容です。
Q9. 研修費用の目安はいくらですか?
企業規模やカスタマイズ内容によって異なります。まずは無料相談で貴社の状況をお聞かせください。
Q10. オンラインでの受講は可能ですか?
オンライン・オフラインの両方に対応しています。リモートワーク環境の企業でも受講可能です。
まとめ|「AIを触っている」から「AIで仕事を設計する」へ
業務系・基幹系システムの開発現場では、WBS作成、議事録整理、要件定義書の作成など、日々膨大なドキュメント業務が発生しています。AIを導入しても、使い方のばらつきや組織的な活用基盤の不足から、成果に結びつかないケースが少なくありません。
このような課題を抱える企業が本当に求めるのは、
- ツールの操作方法ではなく、業務を設計する視点の獲得
- 個人の理解にとどまらない、組織全体での活用基盤の構築
- レベル差を考慮した、全社横断型のAIリテラシー向上
本事例のソリューションベンダーは、スパルタAIDX研修を活用して<mark>全員が「AI活用に自信がついた」と回答し、約9割以上が「積極的に活用したい」と意欲を示すまでに変化しました。
「AIの使い方ではなく、仕事の仕方が変わった」
この言葉が、研修の本質を表しています。AIを”作業ツール”から”設計パートナー”へ。個人の理解から組織の実装へ。その転換点をつくるのが、スパルタAIDX研修です。




