AIで税理士事務所はどう変わる?現場が語る“AI導入・業務効率化”の成功事例集

目次

こんなお悩みありませんか?

  • クライアントごとに違う形式の賃金台帳や資料の転記・整理が地味に大変…
  • 手書き・FAXで届く経費資料のデータ化に毎月多くの時間が奪われている
  • 決算書や内訳書、PDF見積書などと会計データの突合・差異チェックが手作業で抜け漏れが心配
  • 月次・決算レポートやお客様向け分析コメントを毎回ゼロから作成
  • ナレッジや質問対応が属人化しがちで情報共有も大変

企業の特徴・導入前の課題

税理士法人(10名規模・地域密着型の中小会計事務所)

  • 顧問先は多様(業種・規模・システム環境がバラバラ)
  • 業務の多くが紙・PDF・FAXなど非統一フォーマット
  • AI活用に興味はあるが、「どの業務で何ができるのか」が現場では曖昧
  • 特に年末調整・給与・経費処理・資料整理・Q&A対応が慢性的なボトルネック

AIで解決!現場課題ごとの成功事例

① データ入力・収集の自動化

【課題】
クライアントごとにバラバラな賃金台帳・給与データ(PDF/画像/Excel/メール添付)が届き、
年末調整ソフトへの手入力・形式統一が負担かつミスも多発している

【AI研修で解決したこと】
AI×OCRでPDFや画像を自動でCSV/Excel化!
複数形式の資料も、共通プロンプトで必要な項目だけを整理&変換し、
年末調整ソフトに一発インポート可能な形式へ自動整形。
人力での転記・チェックが「1人1日→15分以下」に短縮。

② 手書き・FAX 資料のデータ化

【課題】

出先で手渡しされる移動距離メモやFAX等、手書きの領収書の処理に時間がかかる。

AI研修で解決したこと

写真やPDFをアップロード→AIがOCR+勘定科目変換まで自動で実行
CSVデータでダウンロード&会計システム連携が可能
「入力・変換・確認」がセットで済むので、紙→システムの壁が一気に低減

③月次・決算レポート作成・カスタマイズ

【課題】
各社ごとに求められる「月次推移表」「分析グラフ」や報告レポートの転記・合本・PDF出力が属人的

AI研修で解決したこと
試算表・PL・BSなどをAIにアップし、自動で定型フォーマットやカスタマイズレポートを自動生成
PDF・Excel・グラフ合成もまとめて自動化
複数社でも「レポート作成の品質・工数が大幅安定&短縮

④ Q&A・ナレッジ・お客様対応もAIで効率化

【課題】
最新の制度変更や書類手続きQ&A、内部ナレッジの整理がメールや口頭で属人化

AI研修で解決したこと
Web検索や内部ナレッジ、PerplexityなどのAIを活用し、
「質問受付→初回回答→メール文面生成→ナレッジ登録」までプロンプト1本で自動化
制度改正も「最新の公的ソースに基づき」毎回最新情報で回答可能

Before/After 比較表

業務/課題Before(従来)After(AI導入後)
賃金台帳のデータ取り込み形式バラバラ・手入力・転記ミスAIで自動CSV化&年調ソフト連携
手書き・FAX資料のデータ化入力・仕訳に手間&確認負担写真アップでOCR&自動仕訳化
月次・決算レポート作成・カスタマイズ転記・PDF合本・品質が属人化AIがフォーマット作成&PDF化
お客様Q&A/ナレッジ対応メールや個人メモで属人化AI+Webで一元管理&即時回答

参加者のリアルな声

税務申告・クライアント対応
今までは“資料形式が違う→転記ミスが出る→ダブルチェック”の繰り返し…。
AIのおかげでほぼ自動変換&確認だけ。本当に作業が楽になりました。

税務申告・クライアント対応

手書き領収書やFAXをパシャッと撮影してアップすれば、そのままデータ化・仕訳まで自動!
チェックの時間が1/10になり、本来やりたい仕事に集中できています。

バックオフィス対応

税理士事務所でAIを活用した業務改善をする上でのポイント

AI活用による業務自動化は、税理士事務所でも確実に効果を発揮していますが、
業務のどこまでをAIに任せて、どこから人の目で確認すべきか」をしっかり設計することが成功のカギです。

1. ルーチン作業は“自動化8~9割”、最後の1割は必ず“人の確認”

AI・RPA・ChatGPTなどで、賃金台帳入力・資料のデータ化・定型的な帳票チェック・計算業務といったルーチン作業は、8~9割まで自動化できます。
ですが、

  • 最終的な数字の確定
  • 重要な意思決定にかかわるチェック
  • 例外的なデータや異常値の判断

こういった部分は必ず人が目で確認する工程を残すことが、税理士事務所においては非常に重要です。

特に「お金」に直結する業務(試算表や決算書の金額チェック)は、必ず“人”が責任を持ってチェックし、“AIだけで完結させない”ことが安心・信頼につながります。

2. AIで「確実にできること」「人が見るべきこと」を明確に分ける

例えばChatGPT+Python自動化などで、「基準を超える金額に自動でチェックをつける」「条件に該当する明細だけ抽出」など、“確実にAIで判定できる領域はどんどん自動化できます。
逆に、「最終判断」「複雑なケースの判断」は“人の目”を通してダブルチェック体制を敷くのがベストです。

3. AI活用で「データが貯まる」=資産になる

AI活用を進めると、これまで手作業で終わっていたやり取りや資料が「自動でデータ化・蓄積」されるため、

普段のチャットやお客様対応の履歴が“資産”となり、将来の業務改善やナレッジ化につながります。
チャットや社内ツールから自動でデータを取得し、集計・分析することで普段の業務自体がDX化の種になります。

Chatworkのやりとりを自動でAIで分析する例

AI活用を検討している税理士事務所の方へ

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